書籍

誰も教えてくれない「SCM計画・遵守」の疑問

著:本間峰一 日刊工業新聞社

 「営業部門がつくる販売計画が当たらなくなった」「要求納期に部品や材料が入ってこない」今までは考えられなかった生産混乱に悩まされる工場が増えています。その対処法として。サプライチェーン上のモノの動きを管理するSCM(サプライチェーン・マネジメント)が注目を集まています。
 SCMは20年前に流行しましたが、当時とは一味違う「シン・SCM」の在り方を紹介します。

【正誤表】

・29ページの上の図
作業単価の式の分母と分子が逆
正しくは、作業経費(固定費)/総直接作業時間になる

・31ページ上の図の説明の最後
引いたも → 引いたもの。

・34ページ下から10行目
製品原価は → 製品利益は

・下から6行目
製品原価は  → 製造原価は

・106ページ 下から5行目
・応用できますが → 応用でできますが

・171ページの下の図
長めの楕円で囲んだ部分は正しくはもう1行上です

・184ページ 下から8行目
制約は減らすために → 制約を減らすために

・著者紹介のホームページ
http://homma-consulting.jp/   → https://homma-consulting.jp/

誰も教えてくれない「部品工場の納期遅れ」の解決策

著:本間峰一 日刊工業新聞社

 本書では日本の製造業界の大多数を占める部品工場の納期遅れ問題をフォーカスしました。部品工場の納期問題には共通の課題があります。それは現場の気概による解決が優先されてきたことです。しかし、人手不足時代にそうした精神論的な対応だけでは納期を守ることはできません。本書はそのための解決策を整理しました。

 納期遅れに悩む部品工場の方は是非お読みください。困っているのは貴社だけではありません。

【正誤表】
・11ページ 上の図
確定注文 → 確定受注

・59ページ 表の中ほど
板厚 → 寸法

・69ページ 上の図
納期遵守率 = 納期遵守数 ÷ オーダー数(この表では40%)

・83ページ 上の図
計画待ち時間とは → 計画待ち時間とは

・140ページ 
工場IoTには2種類ある → 3種類ある

・著者紹介のホームページ
http://homma-consulting.jp/   → https://homma-consulting.jp/


誰も教えてくれない「生産管理システム」の正しい使い方

著:本間峰一 日刊工業新聞社

 本書の最大の特徴は「工場現場のあるある感」です。工場が生産管理システムを活用しようとした際に直面しやすい課題、さらに工場関係者がそれらの課題にどう向き合えばいいかをできるだけわかりやすく解説しました。「高額な費用を出してERPや生産管理システムを導入したが、前よりもコンピュータシステムの使い勝手が悪くなったうえに、今までは普通にできていた納期管理すらできなくなった」こうした悩みを聞くことが増えています。こうした悩みを何とか改善できないかと執筆したのが本書です。これほど泥臭い内容の生産管理の本は今までなかったと思います。

 生産管理システム活用で悩まれている方、経営者からスマート工場化といった難題を押し付けられている方、日本の工場現場の実態に興味のある方などに参考にしていただけると思います。

【正誤表】

疑問点があれば連絡ください。基本的には8刷で修正済みです。


誰も教えてくれない「工場の損益管理」の疑問

著:本間峰一 日刊工業新聞社

 工場現場に対する利益追求要請の動きが強まっています。ところが、ほとんどの工場関係者は会計の話は煩わしいと感じてます。その結果間違った損益管理認識が日本の工場を苦境に追い込んでいる事例が増えています。たとえば、経営者の指示で原価管理や原価低減活動に取り組んでも企業は儲からず、従業員の給与も一向に増えていかないといったことです。労務費が安いからという理由で国内工場を縮小して新興国に生産移転して泥沼損益状態に陥る企業もいます。

 本書では、なぜこうした問題が起きるのか、どうすれば儲かるようになるのかといったことに関して、工場損益視点で整理しなおしました。今までの会計の本といえば「財務諸表の説明」「仕訳の解説」「収益性、安全性といった数値分析」などの専門記述が中心でした。こうした本は一般人には敷居の高い話ばかりです。

 工場の人が感じることの多い、経理部門とのやりとりに関する疑問から説き起こして、工場における損益管理の基礎を平易に解説するようにしました。本書を読むことで経理部門のいわれるままではなく、現場主導の利益改善の推進を願っています。

【正誤表】

疑問点があれば連絡ください。重要ミスは下記の二つとアドレスです。アドレス以外は11刷で修正済みです。

・20ページ 12行目
個別原価計算自体 → 総合原価計算自体

・21ページの上の図の計算式は次が正しくなります
利益=売上高-(全体費用+期首棚卸資産額-期末棚卸資産額)

・著者紹介のホームページ
http://homma-consulting.jp/   → https://homma-consulting.jp/


コストダウンが会社をダメにする

著:本間峰一 日刊工業新聞社

 TOC(制約条件理論)のスループット会計を日本企業の実状にあわせて書き直した本で、5刷目の増刷となりました。

 本書では誤ったコスト認識やコスト管理が企業利益を損なう「からくり」と、企業が利益をあげるために欠かせない「経営視点」をできるだけ具体的に解説しました。上記の工場損益の本のベースとして執筆した本です。

 本家のTOCではスループット会計を使ってどう利益管理を進めるかにはあまり言及していませんが、本書はその面からの具体的なアプローチにも力を入れて解説してあります。なかなか利益が上がらずに困っている企業の方や、収益改善のお手伝いをしているコンサルタントにお勧めの本です。


社長が「在庫削減!」と言い出した会社は成長しない

著:本間峰一 日刊工業新聞社

  題名は刺激的ですが、本書はビジネスマンが押さえておくべき在庫の役割と在庫管理や生産管理の基礎をわかりやすく解説した本です。
 日本企業の在庫管理というと「在庫は悪」と思いこんで在庫を減らすことばかりを指示する経営者も多いようです。しかし、在庫には利益創出のために役立つ在庫と無意味な在庫があります。両者の違いをしっかりとわきまえて管理しないと、在庫は減ったのはいいが業績も低空飛行になってしまうといったことが起こりえます。そうならないようにするための入門書として本書をお読みください。


受注生産に徹すれば利益はついてくる 

著:本間峰一 日刊工業新聞社

受注

 日本の製造業者の大半は取引先からの注文に応じて生産する「受注生産企業」です。ところが、今まで受注生産というビジネス形態に特化して「儲けの仕組み」を解説した本はありませんでした。本書は受注生産企業の皆様のバイブルにしてもらえるように作った本です。受注生産企業の利益創出、生産管理のあり方から営業の進め方まで幅広い観点から受注生産企業の「強み」と経営管理の基礎を総合的に解説しています。


超高速開発が企業システムに革命を起こす

編:ICTパートナーズ協会 日経BP社

  日本企業においては時間とお金ばかりがたくさんかかっているわりに、各種伝票発行機としてしか使っていないといわれる情報システムが増えています。
こうした情報システムの現状を改革するツールとして期待されているのが、本書でとりあげた「超高速開発ツール」です。本書では超高速開発とは何かといったことから、超高速開発を使って新しいシステム開発のあり方、実際に超高速開発を使っている企業の事例などを総合的に解説しました。


JIT生産を卒業する本~トヨタの真似だけでは儲からない

編:生産革新フォーラム 日刊工業新聞社

  JITコンサルタントが指導する「トヨタ生産方式」と実際にトヨタが実施しているトヨタの生産方式は大きく異なります。本書はその違いを中心に、トヨタの生産のどこが優れているのか、そしてJITコンサルタントの指導のどこが足りないのかをわかりやすく解説しました。とくに従来のトヨタ生産方式の本ではほとんど触れられてこなかった「平準化生産」の重要性に関して具体的に解説してあります。

 過去にJITコンサルタントによる指導で一世を風靡した大手メーカの工場が最近次々と閉鎖されていますが、本書を読んでいただければそうした工場のどこに落とし穴があったのか理解していただけるのではないかと思います。


【その他】

『SAP革命』(編著、日本能率協会マネジメントセンター)⇒ 日本初のERPの本

『失敗しないERP導入ハンドブック』(編著、日本能率協会マネジメントセンター)

『サプライチェーンマネジメントがわかる本』(編著、日本能率協会マネジメントセンター)

『IT失敗学の研究』(共著、日経BP社)

『生産計画』(編著、日本能率協会マネジメントセンター) ⇒ 本書の中国語版ができました