当社が行っているPR活動をご紹介します。皆様の中にもPR活動を行いたいと考えている人もいるかと思いますので、参考にしていただければと思います。 

当社が力を入れているのは、何らかの縁があってお会いした人との絆を少しでも深めていくことです。そのための方策として名刺交換した人に毎月1回メールニュースを配信しています。中身はトピック話題とイベント案内が中心です。メールニュースへの返信という形で相談や連絡が入ることもありますので、今後もできるだけ続けていきたいと考えています。

 当初はメールの一斉送信機能を使っていたのですが、現在は「Mail Distributor」という無料配信ソフトを使っています。
http://www.woodensoldier.info/soft/md.htm

皆様の中でもメルマガを始めたいという方がいらしたら本ソフトを検討してみてください。ただしNiftyなどのプロバイダでは同時配信数の制限があるため、大量に送付するためにはさくらインターネットなどのサーバを経由して配信する必要があります。

 メールニュースは名刺交換した人向けの情報発信ですが、新規開拓として試みているのが「ダイレクトはがき」の送付です。ダイレクトメール(DM)はB2Bマーケティングの基本です。私が勤務していたみずほ総合研究所でも帝国データバンクのリストなどを用いて何十万通の研修案内DMを発送していました。さすがに個人企業では帝国データバンクのリストは高すぎて手が出ないので、現在は四季報(上場企業版、未上場企業版)のCD版のデータから条件抽出してダイレクトはがきを送っています。CDからは上場企業と非上場企業約7500件のリストを抽出できます。

送付はがきの中身はセミナー、研修、新刊本などの案内が中心です。プリントパックに頼めば1枚60円程度で文面と宛名を印刷したはがきを用意できます。最近はA4はがき(A4サイズの厚紙にラベルを貼って送る媒体)という情報量が増やせる便利なものも出てきてはいますが、1枚100円程度になるので現在は普通はがきの送付が中心です。

 今月工場損益の本の増刷が決まりましたが、その要因のひとつにダイレクトはがきの送付があるようです。本書の宣伝のために約5千通のはがきを送りました。

 DMは当社の知名度をあげるために有効ですので、少しづつでも続けていきたいと考えています。

 余談ですが、プリントパックの価格破壊イノベーションは、まさに工場損益の本の86ページで紹介した利益確保策ではないかとみています。相場単価や個別原価の業界慣習から抜け出せない旧来の印刷業者を置き去りにして急成長を続けています。